ど有効に利用されていないのが現状である。
カリブ海側における漁業は、100G/下型の425馬力エソジソを主体としたフロリダ型ダブル・リガーによるエビトロール漁業と、カヌーによる1本釣、刺網、延縄などの伝統的な小規模零細漁業によるマグロ、グチ、アラ、タイ、サワラ、ボラ、イワシ、サメなどの漁業が殆どである。
1985〜88年の漁理量は、次の表の通りであるが、漁獲量の90%は零細漁民によるものであり、残る10%は大規模漁業による水揚げである。
また、内水、海洋でみると、75%が零細漁民による内水漁業であり、残る25%のうち15%が沿岸零細漁民によるもの、10%はエビを主体とした大規模化されたトロール船によるものである。
コロンビアにおける内水漁業は、同国漁獲量の約60%を占め、海洋漁業を遥かに超えており、漁業従事者数も圧倒的に多い。
しかし、漁具、漁法については、カヌーによる投網、刺網が殆どであり、前近代的な域を脱していない。
また、従事者数および漁獲量からみても、コロンビアでは内水漁業が重要な位置を占めている。マグダレナ河の河口周辺の湖沼および附近沿岸の湖沼における漁業は、同国漁業生産高の50%程度を占めている。
海洋漁業については、既に述べた通り、エビトロール漁業を除いては、殆とが沿