(B)海運事情と保有船主の実態
コロンビアに商船隊が出来たのは1946年である。
当初は、北米航路と欧州航路に就航しているに過ぎなかったが、船腹量が拡充されるにつれ航路も拡大し、現在ではほぼ全世界をカバーするまでに発展してきた。
また、コロンビアは海洋のほか、マグダレ河、カウカ河、メータ河、アトラト河など内陸を貫流する大河川を利用する舟運が発達している。
なかでも、カリブ海に注ぐマグダレ・カウカの可航水路は、河口のバランキーヤ港から延ぺ1,500キロ、アトラト河はカリブ海側のダリエン湾の上流687キロまで河川航船の航行が可能である。
また、東部のベネズエラを経て大西洋に至るオリノコ河の5支流、東南部のブラジルを経て大西洋に至るアマゾン河の4支流なども内陸運送路として利用されている。
このほか、メータ河とアラウカ河とを結ぶ水路、アマゾン河とプクマヨ河とを結ぶ水路、アトラト河とツルソド河とを結ぶ運河などの建設が計画されている。
これら内陸水路によるコロンビアの貨物輸送量(88年)ぱ、約945,000トンに達している。
なお、内陸水路の輸送は、Dirección de Navegación y Puertos(所在地:Edif Minobras(CAN)、Oficiana 562,Bogotá)によって管理されている。
コロンビアの主な保有船主とその保有船舶は、次の通りである。
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