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(3)港湾事情 トルコの主要港は、黒海と地中海を結ぶボスポラス海峡に臨むイスタンブール港をはじめ、黒海に面したサムスン港とトラブゾン港、工一ゲ海に面したイズミール港、地中海側のメルシン港とイスケンデラン港などの6港が代表的な貿易港として機能を果たしているが、どの港湾も荷役能力は限界に達しており、これら港湾の整備・近代化が急務となっている。
 トルコ諸港による国際海上輸送貨物の取扱量は、次の通りである。

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 主要港湾の設備およびその他の概要は、次の通りである。

1.イスタンブール港 港同港は、下記の港区から成っている。
(1)Galata港
 同港は旅客および一般貨物の専用港である。
 Salipazar埠頭(長さ627m、水深8.85〜10.35m)。貯蔵設備は倉庫80,924平方m、露天倉庫30,175平方m。
 Karakoy埠頭(長さ608m、水深6.1〜7m)。倉庫4,733平方m。
(2)Golden Horn港
 同港は船舶修理およびドライドック専用港である。
(3)Haramidere石油港
 同港には、長さ125mの係船埠頭(幅6m、水深4.3〜5.25m)と長さ104mの係船埠頭(幅13例、水深2〜2.9m)がある。

 

 

 

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