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  8.バクリパパン港(カリマンタン島)

 同港は、カリマンタン島(旧ボルネオ島)東岸の主要港である。
 主要設備は次の通りである。

 

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 移動クレーン(能力15トン〜25トン)4基、倉庫(13,599平方m)などがある。
 曳船は3隻(最大2,400馬力)が使用できる。
 清水、食料、燃料油などの供給が可能である。
 船舶修理施設は、ペルタミナ社の援助によって、小型修理が可能である。
 港から約20キロの地点にセビンガン国内空港がある。

(4)造船事情

 1995年12月現作、インドネシアには鋼造船の建造または修理を行う造船所が223社、海洋構造物・リグ建造所が19杜、船舶解撒会社が21社登録されているが、造船所の多くは小型鋼船の修理工場であり、鋼材を使用する建設業などを兼業としている。
 これら223社のうち、4社は国有造船所、204社は民間所有の造船所、残る15造船所は政府の各部門(海上輸送、税関、鉱業、漁業、海上警察など)で使用するため、関係省庁が所有している。
 これら造船所を地域別にみると、ジャワ島が全体の28%、スマトラ島が27%、カリマン島が26%、スラウエシ、マルク、イリアジァヤの諸島が19%を占めている。

 

 

 

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