日本財団 図書館


 

m)、危険貨物倉庫(600平方m)、露天倉庫(12,897平方m)、クレーン(3〜40トン)4基、フォークリフト(2〜5トン)13基、曳船(800〜1,600馬力)3隻などがある。
 スカルノ埠頭(長さ1,360m、水深7m)の北側に、コンテナ・ターミナル(敷地面積21,960平方m)とバルク・カーゴ・ターミナルがあり、各荷役装置を完備している。
 清水、燃料油、軽ディーゼル油、ガスオイルなどの供給が可能である。
 船舶修理は、ドライドックはないが、地元工場で小型修理が可能である。
 88年の入港船舶数は2,960隻(7,297,916DWT)で、乾貨物240万トン、液体貨物105万トン、旅客42万3,000人を扱っている。
 同港は目下、ハッタ埠頭の改造工事およびスカルノ埠頭の拡張工事を行っている。

  (カリマンタン島)
   バリクパパン港

 同港は、カリマンタン島(ボルネオ島)東岸の主要港で、全長242.9m(最大88,034DWT)までの船舶の入港が可能である。
 設備は、一般貨物船の荷役に適した3突堤(水深9.14m)およぴ沿岸航路船用の港湾局所有の突堤がある。
 タンカー・ターミナルには、ペンタミナ石油会社所有の6バース(長さ170.7〜208.8m、吃水8.53〜10.97m)がある。
 曳船は、小型曳船1隻が使用できる。
 船舶修理は、P.T.Pertaminaの設備を使用して小型修理が可能である。
 88年の入港船舶数は、外国貿易船が468隻(10,481,237DWT)である。

 (4)造船事情

 88年末現在、インドネシアには約120の造船所が登録されているが、その殆どが小型船の修理工場であり、鋼材を使用する建設業などを兼業としている。このうち、

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION