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(B)海運事情と保有船主の実態

 インドネシアは、東西5,110キロ、南北1,880キロという広大な海峡に展開する大小約6,000の島嶼から成っている。このため、海運はこれら諸島間の均衡のとれた経済社会活動の確保上、極めて重要な地位を占めている。
 現在、インドネシアにはインドネシア船主協会(INSA)の会員海運会社が二百数十社ある。これら海運会社は、インドネシアの島嶼間を定期航路で結ぶ島嶼海運(500〜2,000G/丁級が主体)、島嶼海運を補完する地方海運(平均150G/丁級の小型船)、地方海運を補完する伝統海運(主体は平均52G/丁級の帆船)、遠隔地対策用の開拓海運、原油、天然ガス、鉱物、木材、セメント、肥料などの輸送に従事する特殊内航海運、外国航路に従事し輸出入貨物の輸送を行なう外航海運などのグループに大別されている。
 外航海運は、石油、天然ガス、木材、セメント、肥料などの輸送に従事する特殊外航海運と、特殊外航船舶以外の外航船舶から成る一般外航海運に細分されている。
 一般外航海運は、現在、次の6社が担当している。

1.P.T.Djakarta Lloyd
2.P.T.Gesuri Lloyd
3.P.T.Trikora Lloyd
4.P.T.Admiral Lines
5.P.T.Karana Line
6.P.T.Samudera Indonesia

インドネシアの主な海運会社は、次の通りである。

 

 

 

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