日本財団 図書館


 

(9)評価

 シンガポールは地理的に国際海運の要衝に位置し、天然の良港にも恵まれ、東南アジアにおける自由・中継貿易基地として発展してきており、保有船腹量も約727万G/Tに達している。
 同国の造船業は20数年前から日系資本の参加した合弁造船所(ジュロソ)があって、約10万DWTの船舶を相当数造修している。
 同国経済は、貿易依存度が高く、かつ、地理的にも船舶は重要な輸送手段となっており、わが国から同国への船舶輸出もタンカーやバルク・キャリアを主に相当量に上っていた時期もある。
 従って、斯業としては、同国造船業、海運業の動向に留意しつつ今後の輸出対策を樹てる必要がある。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION