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 1 都道府県名

熊本県

 2 モデル地区名

熊本東地域安全活動パイロット地区

 3 重点となる活動項目

(1)地域における活動体制の拡充と自主活動の促進

(2)交番、駐在所と地域住民との密着化を図り生活安全センター化の推進

(3)効果的な地域安全ニュースの発行による住民への情報提供

(4)自治体との連携の強化

 4 活動事例

(1)泉ケ五校区地域安全活動ボランティアの会の結成

 7月26日、地域安全活動パイロット事業の一環として、泉ケ五校区内に居住する自治会役員、家庭の主婦を中心に有志約60名を結集し「泉ケ五校区地域安全活動ボランティアの会」を結成した。同会では、毎週2回定期的に校区内居住の独居老人等を訪間、昼食を提供するとともに触れ合いを深め、孤独感の解消に努めている。

(2)「全国地域安全運動イン熊本東」の開催

 安全意識のさらなる高揚を図るため、全国安全運動期間中の10月15日、熊本市健軍文化ホールに防犯協会役員をはじめ、地域住民等約350名を集め、「全国地域安全運動イン熊本東」を開催した。同イベントでは、管内全域に安全意識の高揚徹底を図るよう訴えるとともに、外国人講師による「外国人からみた地域安全」と題する講演を行った。(本行事については熊本日日新聞に登載、県下全域に報道された。)

(3)合同防犯パイロットの実施

 「地域安全の日」と指定された毎月15日には、各校区防犯協会単位で防犯パトロールを実施しているが、年末を控えた12月13日、帯山校区では、防犯協会が中心となり、地域の自治会、青少脇役員、地域住民が」体となった「地域合同防犯パトロール」を実施した。同パトロールでは、参加者を3方面に分け「空き巣の防止」「乗り物盗の予防」について地域住民に訴えるなど校区全域にわたる防犯活動を展開した。

(4)広報車を活用した防犯広報の実施

 託麻南校区では、1年の総括として12月22日、防犯協会が中心となり、各自治会役員等を動員し広報車による校区内全域の「防犯広報活動」を実施した。同広報では、「空き巣の予防」「オートバイ・自転車盗の防止」「防犯登録の促進」「火災の予防」等をマイクによって住民に強く訴えた。

(5)メッシュ防犯活動の推進

 犯罪発生状況の分析結果に基づき、乗り物盗の多発地域である「出水校区」及び「西原校区」の2エリアをメッシュ防犯活動の重点地区に指定し、防犯協会、町内自治会などとの共同活動として集中的に防止対策を推進した。特に地域安全の日(毎月15日)を中心に、警察、防犯協会、自治会役員等が協力して防犯パトロール、防犯診断などを繰り返し実施した。その過程で無施錠や無登録の車両等に対しては、「防犯診断力ード」

 

 

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