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るため、モデル地区会員である国際交流ファーラム坂出等の協力を得て、防犯・交通教室を開催した。(4月25日、7月12日、9月19日)

(3)Fネット利用の地域安全ニュース発行

 平成8年5月30日にファックスネットワークを構築し、以後、地域安全ニュース「瀬戸の守り」を同Fネット加盟422ケ所に対して23回発行し、広報・啓発活動を行った。

(4)セーフティ・パトロール隊の結成と「安全カエル作戦」の実施

 団地や駅周辺等で発生が予想される痴漢等の性犯罪や少年非行を防止する目的で、モデル地区の構成メンバーによる「セーフティ・パトロール隊」を結成し、「安全カエル作戦」と名付け、JR沿線、団地周辺を中心に夜間のパトロールを実施した。(6月ユ4日〜8月30日)

(5)少年の溜り場解消作戦の実施

 最近の少年非行は、グループ化、広域化、凶悪化の傾向にあり、非行の温床となっているのが、空き家、空きビル、倉庫等であることから、これら溜り場の把握及び解消を図るため、モデル地区の関係38会員により溜り場の把握・通報及び所有者等関係者への協力要請を呼び掛けて少年の溜り場の解消を図った。(8月中)

(6)高齢者対象防犯・交通教室の開催

 高齢者が被害を受けやすい悪質商法や交通事故の防止を図る目的から、老人クラブ、婦人会等の参加を得て、ギター、フルートによる「ふれあいコンサート」や「シルバー体操」を実施するとともに、併せて、ウルトラクイズを行って悪質商法、交通事故の防止に関する広報・啓発を行った。(10月11日、12月2日)

(7)地域安全大会の開催

 誘拐等の犯罪被害や水難等の事故防止及び交通事故防止を図るため、管内飯山町において、町当局やモデル地区会員等の協力を得て、幼稚園児に対する誘拐防上や水難防止の紙芝居等の防犯教室及び交通安全教室、餅つき人会、街頭キャンペーンの地域安全人会を実施した。(10月18日)(8)少年による薬物乱用防止街頭キャンペーンの実施全国的に多発している高校生等の少年による薬物乱用の防止のため、管内の高校生や地域安全推進委員、少年警察補導員等の参加を得て、高校生を対象に広報チラシを配布するとともに薬物乱用防止を呼び掛けた。(12月17日)

 5 モデル地区活動の効果

 今回、モデル地区の指定を受けたことを契機に各種会合等で地域安全活動についての考え方や在り方を周知し、地域における自主防犯活動の重要性について訴えた結果、地域安一全推進委員等を中心に地域住民の問に、各地域の身近な問題を取り上げて地域住民で可能なものは自分達で解決するという自主的な活動が行われる傾向となり、地域ぐるみで犯罪や事故のない街づくりを考える意識が芽生えるとともにモデル地区推進委貝が主体となった活発な活動が実施されつつある。

 ◎刑法犯発生件数の増減状況(11月現在、対前年比)

  ・坂出市    △73件 ・ 飯山町   △10件

  ・国分寺町   △18件 ・ 宇多津町  △45件  合計  △146件

 

 

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