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 1 都道府県名

富山県

 2 モデル地区名

大沢野地区地域安全活動促進モデル地区

 3 重点となる活動項目

(1)地域安全ニュース・ファックスネットワークによる広報活動事件

  事故の発生状況、またその時期におけるタイムリーな活動を照会する目的で、「セーフティまいたうん」を編集作成、毎月管内全戸(16,OOO部)に対して配付した。

  また、8年8月末より、情報を素早く伝えるファックスネットシステム「セーフティタウンネットワーク」を開設、役場や学校、金融機関やコンビニエンスストアなどに、随時地域安全にかかわる情報を云えた。

(2)青少年健全育成活動の推進

  8年7月、夏休み前に、大沢野中学校及び同PTA主催の地区懇談会に推進指導員・推進員らも出席し、少年非行防止対策等について話し合い、特に当地区の中学生に自転車の二人乗りや無灯火運転が多いことから父兄らに注意を呼び掛けた。

(3)女性ボランティア団体の活動参加

  日頃家庭を預かる女性に、地域安全について忌憚のない意見を述べてもらい、地域安全意識の高揚を図る目的で、7月12日「地域安全女性のつどい」を開催した。

  また、その3ヵ月後、防犯協会に県内初の「女性部会」を設立、10月17日に発会式を行った。

(4)自転車に対する防犯診断と防犯登録促進

  8月29日、推進員、民間ボランティア・協会員及び警察官らが2班に分かれ、放置自転車の撤去を目的に警察署前、消防署前、グリーンパークの自転車置場において、防犯診断を実施した。

  その後9月12日に各自転車置場の再点検を行い、放置自転車126台を撤去した。

(5)地域安全パトロールの実施

  毎月10日・20日を「地域防犯の日」とし、推進指導員等が中心となり夜間パトロール、自動車や自転車に対する防犯診断を行なう他、少年非行防止を目的に、各学校の夏休み・冬休み期間中、連日パトロールを行い、街頭補導活動を行なった。

 4 活動事例

青少年健全育成活動の推進

背景

近年、テレクラ・ツーショットダイヤルによる少年の性非行が多発、当地区においても、6月3日にツーショットダイヤル自販機が設置された。また、町内において中学生を中心に、万引きや自転車盗などの少年非行が増加傾向にあることから、青少年健全育成活動の必要性が高まってきたものである。

活動の進展

(1)7月4日に推進指導員らがツーショットダイヤル自販機を設置した業者に撤去の申し入れを行なった。

 

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