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Rr=0.295〔Ω〕、R1=0.25〔Ω〕、t=20〔℃〕であるから、これを(5・22)式に代入して

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5・9直流回路計算

直流回路では、2個以上の抵抗をもった導体の組合せで構成された回路が多いので、電流を求める場合には、これらの抵抗の合計値を計算する必要がある。その求め方の基本的なものとして、抵抗の接続法に直列接続、並列接続、直並列接続があるので、それらの合成値の計算方法を知ることが必要である。
5・9・1直列接続の合成抵抗

 

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図5・16

 

図5・16において抵抗R1〔Ω〕、抵抗R2〔Ω〕、抵抗R3〔Ω〕がそれぞれ一列にじゅず接ぎに接続されていることを直列接続といいこれらの抵抗の合計値を合成抵抗という。
そこで合成抵抗を求めてみよう。両端abに直流電圧E〔V〕を加えると回路にI〔A〕の電流が流れたとする。するとオームの法則によって、各抵抗には、それぞれR1 I(V)、R2 I〔V〕、R3I〔V〕の電圧降下が生じる。よって、次の関係式が成り立つ

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