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は密接な関連を持つので、この二者は、交互に調整して、最後には両者が満足な状態にならなければならない。心出しが終ったら取付け足にノックピンを打込むこと。

(3)発電機のセンタハイト

発電機の高さの調整はライナによって行なわれる。したがって、一般に回転軸と取付け面との高さ(センタハイト)h寸法の工作許容誤差は、プラスサイドは認められないのが普通である。

表4.12に規定例を示す。

したがって、ライナの厚さは、これによって準備すればよいが、なるべく薄いものを積重ねた方がよい。

[[画像]] 118-1.gif 表4.12

4.6.3 電動機及び付属装置

(1)電動機をタンク壁の一部に装備する場合、共振、騒音が発生するから台の構造に充分に考慮する必要がある。

(2)機側の発停スイッチは補機の運転状況、圧力計等が、良く見える位置に装備すること。

4.6.4 配電盤及び制御盤

(1)配電盤の前面及び背面には監視、操作保守に必要な空所を設ける。ただし、壁取付け形のものはこの限りでない。

(2) 主配電盤 、非常配電盤の前後面の床には絶縁、耐油及び難燃性のすべり止め敷物を設ける。

[[画像]] 118-2.gif 図4.71 配電盤取付けの例

1.図中寸法はNK船級の場合の小寸法であるが、他の船級では異なるので注意すること。

2.背面通路へのドアーを船級規則又は船主要求により取付ける場合がある。

 

 

 

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