そこで通訳を介して、改めて質問事項を1項目毎に尋ねたが、以下に書かれている通りCapt.Fioreは簡潔明瞭には答えてくれず、何処に向かうのか見当もつかない話が延々と続く感じであった。しかし決して不親切な訳ではなく、訪問の目的を聞くなり、先ずブリーフィング資料と思われる同氏署名の小論文”Status of panama’s maritime safety Program”(パナマ国の海上の安全対策に関する立場)、そして製本された法令集を4冊と小冊子”Guide for the annual inspection of Panamanian registry vesse1s”、更に膨大な通達集とISMコード取り入れの通達とを順次手渡された。