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表4.6は標本データのピーク応力に関する実測/計算の比から母集団の同ピーク応力の実測/計算の比の推定上限値を統計計算で求め、まとめた表である。
なお、表中の存在範囲の(%)と標本%は、よく対応しており、この統計計算は妥当な処理と考えられる。

 

表4.6 ピーク応力の母集団における実測/計算の推定上限値

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(2)データの評価
(1)の分析結果について、次のような考察を行った。
?計算共振回転数/定格回転数(MCR)比の考察表
4・5の結果、平均値:66.2% 最大値=78.5% 最小値=61.2% 標準偏差値=4.17%となった。
また、図4.7等を考慮すると、低速直結機関グループにおける「軸系の若干変更」は「計算共振回転数/MCRの値が60%〜80%の範囲内にある」と同等と見なせる。(4.5節参照)
?また、図4.8の共振回転数誤差比=(実測回転数一計算回転数)/定格回転数(MCR)のグラフからは、中心データが1%以内であることが判断された。
その結果、計算による共振回転数は実測回転数と非常に高い精度で整合する傾向にあり充分に信頼してもよいと思量された。

 

 

 

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