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図4.5(b)実測による共振応力線図

4.4 舶用ディーゼル主機関軸系のねじり振動に関するアンケートについて

解析資料の収集を前にして、事業目的を明確にするために、参加主機関製造場委員に「4.2検討資料の収集について?」の項目についてアンケートを実施し、第2回委員会で以下の内容評価の審議を行った。
(1)ねじり振動実測省略の申請内容と省略が認められなかった事例とその件数
?推進軸系または補機の軸系がすでに承認されたものと同形のものである場合
実測省略の申請は、ほぼ認められているが、該当しているにもかかわらず認められなかったケースが、A,B,C社の合計申請数67件中、5件発生している。
?軸系(プロペラを含む)に若干の変更がある場合であっても、従来のねじり振動計算書または、ねじり振動の実測結果により振動数及び応力を比較的簡単に推測することができる場合、7社中、1社(A社)のみ、この理由により実測省略の申請を行っているが認められなかったケースは、申請数33件中、18件発生している。
?ねじり振動計算書の提出が必要な軸系に対しても「使用回転数の範囲に危険な振動がない」として実測省略する場合
7社中、1社(F社)がこの理由により実測省略の申請を行っているが認められなかったケースは、年間申請数59件中、11件発生している。
主機関製造者は、通常???にあげるねじり振動実測省略の申請を造船所経由で行っていることから、どのレベルで認められなかったかは本アンケートでは明確にすることができなかった。

 

 

 

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