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ヘ 社内では過去の軸系に比べ、新規軸系がどの程度の変更であれば、船舶検査心得で規定する「軸系の若干の変更」と認識し、従来のねじり振動計算書又はねじり振動の実測結果から振動数、応力が推定できると認識しているか
ト その他
この集約結果については作業部会で解析のうえ、第2回委員会に報告した。
この詳細は「4.4舶用ディーゼル主機関軸系のねじり振動に関するアンケートについて」による。なお使用したアンケート設問用紙及び回答内容の回答集計表は報告書末尾「7.参考資料」に示す。
?解析資料の収集
?の参考資料及び?の予備資料の評価結果を踏まえ、本調査研究遂行のための解析資料を、参加主機関製造場(7社)の委員から収集し、第2回及び第3回委員会で解析の審議を行い、意見の集約を行った。
イ 調査項目
1.主機関要目
a.主機関形式
b.主機関基本設計要目
作動サイクル、シリンダ内径、行程、回転数、出力
c.主機関軸系要目
スロー慣性モーメント、等価長さ、軸径、実長
2.実船軸系要目
a.船、機関要目
船種、前端駆動有無、ダンパ形式、継手形式、減速比、プロペラ形式
b.前端軸系要目
名称、慣性モーメント、等価長さ、軸径、実長
c.推進軸系要目
名称、慣性モーメント、等価長さ、軸径、実長
3.計算及び実測値
計算法、計測法、共振回転数、節一次教、応力、最大応力発生位置、許容応力、共振曲線特性値

 

ロ.解析資料の収集方法
解析資料はパソコンが普及しつつある時代に即した方法として、各社からのデータをフロッピィディスクにインプットして、収集する方法を採りいれた。ソフトウェアはExcel又はLotus1.2.3を利用することとした。この方法は、多くのデータの整理、新しいデータヘの展開、解析及び評価等を効率良く遂行する上で、その利便性が大いに発揮された。

 

 

 

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