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掃引周波数・応答遅延時間・電波の発射時間のモニターについて。

 

周波数等の測定時の測定部右側のモニター用プラグについて。

 
 このプラグに3.5φのモノラルのイヤホンジャックを差し込みオシロスコープで周波数の変化の波形をモニターする事ができます。これは入力した9.35GHz帯の電波を1024分の1した物を周波数検波した波形でありこの波形により周波数・主掃引時間・掃引復帰時間・発射時間・掃引回数等を測定できます。
 

 

 上記波形が安定に測定出来れば、周波数の測定時の入力が安定して受信された状態となった事で距離、位置等を合わせてください。この状態にし測定部のプリントボタンを押してください。測定結果がプリントアウトされます。
 モニター用のコードは電気店でラジオ用のアクセサリーとして市販されているイヤホンジャックにワニ口クリップの物(SONY製等)を購入するか、オシロスコープの入力がBNCの時は、VHFコンバーター用のコード等を使用してください。
 なお上記の波形はレーダートラポンのメーカー等により掃引時間とその復帰時間が逆等の場合も有ると思いますが、12個のノコギリの歯状の周波数の変化の状態がモニター出来、掃引時間・掃引復帰時間・発射時間・周波数等が測定出来ます。モニター用のオシロスコープはSOSブイ用の物でも観測出来ますが、時間等までは見る事は不可能でしょう、10MHz〜20MHz位の周波数対応のオシロスコープが最適と思います。 

 

 

 

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