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(2)艤装品の取付方法

 第一種・第二種・甲種はいかだの室内床面に取り付けてあるが、甲種の旧型式のものにはいかだとは別の格納袋に収舳していかだと紐で連結されているものがある。乙種は通常いかだと分離して収納されているが床面に取り付けているものもある。

5. 付属部品

(1)キャノピー灯、室内灯

 キャノピー灯:天幕の頂上に取付けられていて、暗闇に漂ういかだの位置を知らせるもので、第一種用の灯はよく澄んだ暗夜に2海里の距離から視認することができる明るさが要求されている。

室内灯:いかだ天幕の内側に取付けられていて、打直下では、「生存指導書」が判読出来る程度の明るさがある。キャノピー灯と同じく、海水電池または乾電池が電源である。第一種いかだはいずれの灯も展張と同時に点灯する自動点灯式で消灯のためのスイッチが設けてある。第二種・甲種・乙種は移乗者が海中に投下して点灯させる手動点灯式である。

(2)海水電池

 海水電池と呼ばれるものにも色々あるが、いかだに用いられているのは、塩化銀/マグネシウム系電池または、銅/マンガン系電池で、持続時間は12時間以上ある。この電池の特徴は乾電池のように使用

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