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H−01 環境設定について

 

整備管理システムを導入しただけではシステムの円滑な運用はできませんので、これから説明する環境設定は必ず行って下さい。
コンピュータ内部にはデータを記憶しておく場所があり、画面から入力されたデータはここに記憶され印刷出力されたり画面表示されたりします。例をあげるとEPIRB型式・整備年月日を初めとするEPIRB整備データが記憶され、そのデータを取り出して整備記録を印刷しているということです。コンピュータは事業場の情報や整備記録の情報が混在して取り出せない様にならない為に、このデータを記憶しておく場所を幾つかに区分けしデータの種類ごとにまとめています。このデータの種類ごとのまとまりをファイルといい、そのファイルはマスターファイルとトランザクションファイルに大別できます。マスターファイルとは船に関する情報やEPIRB型式に関する情報の様に1度決定されればあまり変更されないデータを記憶するもので、トランザクションファイルとはEPIRB整備データ・SART整備データ等の様に日常的に追加・変更が加えられるデータを記憶するものです。
環境設定で登録するマスターファイルには下記の3つがあります。
1.整備事業場マスターファイル
2.整備技術者マスターファイル
3.使用測定器マスターファイル
これらのマスターファイルは船マスターファイル・EPIRB型式マスターファイル等のマスターファイルより更にデータが恒常的であり、中には整備管理システムを導入した直後に1度だけしか登録しないものもあります。
またこれらのマスターファイルは登録しないと、後に説明する日常業務がうまくいかなかったり、多くの入力作業を必要としたりしますので、登録すべき正しい情報を入手してから必ず登録して下さい。

 

 

 

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