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3.松山港を取り巻く交通環境

(1)アクセス道路
松山港及び空港と松山市内中心部とを結ぶ千舟町空港線(新松山空港線)は平成8年度内に開通予定であり、市内中心部と臨海部とのアクセスは飛躍的に改善される見込みである。
さらに、地域高規格道路として、伊予インターチェンジと結ぶ伊予松山港連絡道路の早期の事業着手を目指している。
(2)高速交通網等の動向
?四国縦貫・横断自動車道
松山港の近隣ではおよそ15km東に位置する川内インターチェンジ(IC)以東が平成6年11月に、これに続いて川内1C−伊予IC間が平成9年2月に供用開始した。引き続いて大洲市まで現在整備中であり、早期完成を目指している。
?本州四国連絡橋
本州四国連絡橋は、現在完成している児島・坂出ルート(瀬戸大橋)に続いて、平成9年度には神戸・鳴門ルートが、平成10年度には今治・尾道ルートが完成する見込みであり、これにより今世紀末には本四3橋時代を迎えることになる。
?その他−地域高規格道路
地域高規格道路として、愛媛県関係では高知松山自動車道、大洲八幡浜自動車道、松山外環状道路、伊予松山港連絡道路、豊後伊予連絡道路の5路線が平成6年12月に第1次路線指定を受けており、これらについて早期の事業着手を目指している。
なお、平成7年8月に大洲八幡浜自動車道路は調査区間に、高知松山自動車道は整備区間に指定された。
(3)空港
2,500mの滑走路をもつ松山空港は、路線数、利用客数(平成7年度利用実績274万人)においては、全国でも有数・中四国最大規模であり、今後も高速道路網の整備やアクセス交通の改善により、利用客数の伸びが期待される。
また、平成7年4月にはソウル・松山間の国際定期航空路が開設され、利用率は良好であり、松山地域の国際化は着実に進展している。さらに、香港・シンガポール等アジア地域への航空路線開設に向けた活動が展開されている。
(4)その他
松山観光港の旅客ターミナルの改築にともなう、鉄道の延伸、ターミナル内乗り入れの計画があるほか、都市型交通の一つとして「新交通システム」で、松山市中心部と松山港、アイテムえひめ等の臨海部を結ぶ構想がある。

 

 

 

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