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2.今後の計画

(1)松山港港湾計画
松山港では港勢の拡大に対応し、港湾計画を策定してきた。
平成5年6月に改訂された松山港新港湾計画では、目標年次(平成15年)における取扱貨物量、入港最大標準船型、港湾利用者数を次表のように定めている。取扱貨物量において外貿は計画時比の1.81倍、内貿は1.18倍への増加を見込んでいる。
特に、外港地区への新外貿ふ頭、高浜地区の新旅客船・フェリーターミナル、和気地区のレクリエーション施設、今出地区の廃棄物処理用地等が主要な施設計画となっている。

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(2)外港地区計画概要
愛媛FAZ構想にて弾みのついている貨物量の増大に対応し、外港地区において、平成12年(西暦2000年)を目標に28haの埋め立てにより、4万トン級及び1万トン級の大型貨物船が接岸できる大型ふ頭の整備を計画している。
これにより国際物流ネットワークの一層の拡大が期待される。
外港地区の計画は以下のとおり。
?.ふ頭の整備
貨物のコンテナ化に迅速に対応するため、岸壁を整備する。
・水深13.0mの岸壁1バース(4万トン級船舶対象)
・水深10.0mの岸壁1バース(1万トン級船舶対象)
・水深7.5mの岸壁3バース(5,000トン級船舶対象)
?.港湾関連用地・ふ頭用地
船舶係留施設計画に対応して、保管施設や物流関連事業所等のための港湾関連用地9.6haを整備するとともに、貨物の取扱量の増加に対応して、13.0haのふ頭用地を整備。

 

 

 

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