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第2章松山港の概況

1.松山港の概要

(1)位置関係
愛媛県は瀬戸内海と豊後水道に面し、長い海岸線を持つ地理的特性から、全国的に見ても港湾が多い地域である。重要港湾は、松山港のほか、三島川之江、新居浜、東予、今治、八幡浜、宇和島の7港を数えている。これらは県内の各経済圏の中心都市に位置し、各地域の物流・産業・生活・交流の場として大きな役割を果たしている。
これら港湾は、位置している地域の産業と密接に関連している。三島川之江港と新居浜港は工業港として特化しており、八幡浜港、宇和島港は地域港湾としての性格が強い。
松山港は愛媛県のほぼ中央に位置し、伊予灘に面し、瀬戸内海航路の要衝を占めることから、古くから本州と九州を結ぶ瀬戸内海における重要港の一つとして発展してきており、工業港、商業港、周辺地域と結ぶ海の玄関口あるいは観光港の性格を持っている。

 

主要港湾位置図

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