第3章 内航近代化実証船の建造

3.1 船主、建造造船所、用途

内航近代化実証船の船主、建造造船所および主要目等は以下のとおりである。

船主：船舶整備公団・エヌケーケー物流株式会社

船名：翔陽丸（しょうようまる）

用途：中谷造船株式会社

建造造船所:貨物船（鋼材運搬船）

用途：全通2層甲板

主要寸法：LppxBxDxd＝70.0x12.0x7.12−4.18x4.14（m）

総トン数：497トン

載貨重量トン数：1,600トン

主機関：1,324KW（1,800PS）x1基

航海速力：12.5ノット

航行区域：限定近海区域（非国際）

船主による運用予定によると、以下の航路への就航が計画されている。

?福山港（NKK福山製鉄所）→名古屋、京浜方面

?京浜港（NKK京浜製鉄所）→名古屋、大阪、広島、博多方面等

?その他北海道および日本海各港

また、積荷は主として鋼材製品（コイル、厚板、形鋼、大径管）である。

3.2 建造経過

内航近代化実証船は、平成8年11月22日に第一のブロック（機関室船底構造）が船台に載り、平成8

年12月26日進水し、平成9年2月1日に船主に引渡された。

建造中の主な工程を表3−2−1に示す。

表3−2−1主な建造工程

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