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挨拶

 

国際家族計画連盟(IPPF)
東・東南アジア・オセアニア地域局長
V.T.パラン

 

APDA前田理事長、AFPPD桜井議長、UNFPA北谷勝秀上級顧問、ご参会の皆様方、国会議員の先生方、さて、?TPPFを代表いたしまして「第13回人口と開発に関するアジア国会議員代表者会議」の閉会式で、ご挨拶申し上げられることを非常に嬉しく思っております。
本会議は、この美しい神戸の街で開催されました。この神戸の町に触れることで、我々は大きな教訓を得たと思います。この世界において、人間のリーダーシップ、独創性、その決断、決意、努力をもってすれば、いろいろな困難を克服できるということを、神戸の方々は身をもって示してくださいました。神戸の皆様は、あの惨憺たる地震からわずか2年間の間に、これだけの復興を成し遂げられたわけです。
さて、IPPFは、世界の中でも家族計画とリプロダクティブヘルスに関する最大かつ指導的なNG0として知られております。人口と開発に関する問題が前進を遂げるためには、なんと申しましても国会議員の先生方のリーダーシップ、支援、それから積極的関与が不可欠です。
財政的にも技術的にもまた政治的にも、先生方の積極的なご協力なくしては、それぞれの国でIPPFのプログラムを実施することはできません。それは、人口と開発の問題でも、男性、女性の公正の問題でも、食料確保の問題でも、水資源の問題でも同じです。私たちの果たすべき責務が複雑で、また、より困難になればなるほど、国民、国内外の政治家たちの支援を得るために、まず国会議員の先生方が核となっていただかなければならないと思います。
この15年間、アジア議員フォーラムの活動は、すばらしい業績をあげてこられました。その伝統を受け継ぎ今回、財団法人アジア人口・開発協会が第13回アジア国会議員代表者会議を開催され、「水資源と人口」をテーマにされたことに敬意を表したいと思います。
さて、この2日間、非常に包括的な討議をすることができました。また、著名な先生方から、人口ならびに水の問題をどうやったら解決することができるかについて、講演をいただきました。環境問題、水資源の問題、食料の問題には人口が大きく影響を与え、また影響を受けます。
各国が経済発展を達成すれば、必然的に私たちは水資源をテーマにしなければなら

 

 

 

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