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閉会式

 

閉会挨拶

財団法人アジア人口・開発協会理事長
前田福三郎
貝原俊民兵庫県知事、笹山幸俊神戸市長、中山太郎国際人口問題議員懇談会会長、桜井新人口と開発に関するアジア議員フォーラム(AFPPD)議長、プラソッブ・ラタナコーンAFPPD事務総長、北谷勝秀国連人口基金(UNFPA)上級顧問、V.T.パラン国際家族計画連盟(IPPF)アジア太平洋地域局長、各国代表の国会議員の皆様、ご参集の皆様。
第13回人口と開発に関するアジア国会議員代表者会議は、皆様の熱心なご討議とご協力によって成功裏に終えることができました。衷心よりお礼申し上げます。またこの会議成功の陰で文字どおり献身的な努力で私たちを支えていただきました、竹中幸雄神戸国際交流協会常務理事、小松大作都市情報センター事務局長、事務局スタッフの方々のご協力にも深く感謝申し上げます。
私どもの「人口と開発に関するアジア国会議貞代表者会議」も13回を数え、英語で言ういわゆるティーンエイジャーの仲間入りをいたしました。いよいよこれから、草創期を脱し、成熟した活動へと向かうための重要な時期に入ったものと受けとめております。今後とも、ここにご参集の皆様の今まで以上のご指導とご協力をお願い申し上げます。
私たち人間は自然の力を超えることはできません。私たちには「人間のなせる業」をできうる限り行うしか他に道はありません。この、人間のなしうる業を英知と努力でできる限り大きなものとし、人類の未来を希望に満ちたものとすることこそが私たちに課せられた課題であります。
今回テーマといたしました「水」は、この地球上でこれから真っ先に逼迫する資源であると言われております。人口問題に対する取り組みはますます緊迫の度を高めてまいります。人類の未来を希望あるものとするために国会議員の先生方のお力が不可欠であります。
今回、水と人口に関して「環境」、「農業」、「公衆衛生」の立場から、内嶋善兵衛先生、ボートン・ズアン先生、小川康恭先生からそれぞれすばらしいご発表をいただきました。また、私どもが実施しました調査について黒田俊夫先生から「フィリピン国の都市化」、川野重任先生から「ラオス国の農業開発」について示唆に富んだ有益なご報告をいただきました。
これらの研究成果を皆様がご帰国されてから各国政府の政策に反映いただければ、主催者としてこれに過ぎる喜びはありません。

 

 

 

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