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図3.2.2 VLCC建造実績に対するSR221船型の位置づけ

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3.2.3 水槽試験
3.2.3.1 抵抗自航試験およびプロペラ単独試験
(1)試験目的
主要目が同じで船尾フレームライン形状の異なるA,B,C3船型について推進性能を明らかにするため、抵抗試験、自航試験およびプロペラ単独試験を行った。
(2)試験結果
?プロペラ単独試験
A、B、C3船型に使用する模型プロペラの単独特性KT、KQおよびηoを図3.2.3.1.1に示す。
?抵抗自航試験
抵抗試験データは3次元外挿法で解析し、その結果を表3.2.3.1.1に示す。形状影響係数KはA、C、B船型の順に大きくなり、全抵抗係数数もこの順に大きくなる。自航試験から解析された自航要素も同表に示す。1−Wpo(=1−Wt)は船尾フレームライン形状がU型になるほど小さくA、C、B船型の順に伴流が増加している。実船の馬力推定を行った結果では、A、C、Bの順に馬力が増大し、推進性能はV型フレームラインを有するA船型が優れている。

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