日本財団 図書館


 

4.7 残留応力の影響と低滅法

(1)座屈、塑性崩壊強度への影響
溶接により発生する残留応力や初期たわみは一般に構造部材の剛性と強度を低下させる。その為に残留応力や初期たわみが構造部材/システムの剛性・強度、特に座屈・塑性崩壊強度に及ぼす影響について、従来から数多くの研究が実施されている。本研究部会では下記の項目についてその影響を明らかにした。
1)残留応力が構造応答に及ぼす影響
2)残留応力がパネルの座屈強度に及ぼす影響
3)残留応力が上甲板防携パネルの圧壊強度に及ぼす影響
4)残留応力が船底板防携パネルの圧壊強度に及ぼす影響
船底板防携パネルの圧壊強度計算例を図19に示す。

図19 変形図および降伏領域

028-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION