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(3)計測原理の違いの影響
図4.7に、計測原理が異なる2機種(CLDとECC)の計測結果を、比(ECC/CLD)に直した分布を表している。このように、NOx濃度について言えば、ECCの方が平均で約4%高めを示す。一方、酸素濃度については、平均で1%以内の差を示した。

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図4.7 異型式間の計測結果の分布

(4)計測位置、吸引管の仕様の違いの影響
図4.8に計測位置の概略図を示す。図4.9に排気ガス管の径方向と流れ方向の双方に計測位置を変化させて、排出NOx濃度と酸素濃度を計測した結果の例を示す。計測位置(サンプリングポイント)を変更しても、結果に変化はほとんど見られなかった。また、吸引管を加熱又は非加熱のいずれの仕様にしても、結果への影響はほとんど見られなかった。

 

径方向濃度比較試験位置

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長さ方向濃度比較試験位置

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図4.8 計測位置の概略図

 

 

 

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