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5.2 MS-Excelで座標を入力

Autoshipで船型を作成するにはまず、その船型をステーションごとに座標で表わし、Autoshipに入力しなければなりません。それには、直接Autoshipで入力してもいいのですが、断面形状カーブ創成時に、元のステーション断面座標値は残らないので、Deg.(次数)を変えて同じ断面形状カーブを作成したい時などは、また最初から入力し直さなければなりません。それでは効率が悪いので、ここではMS-Excel(マイクロソフト エクセル)を利用します。MS-Excelにオフセットデータを保存しておくと何度でも座標値をAutoshipに呼び込めるので大変便利です。

線図(正面図)を見て、それぞれのステーションが[B.L(バトックライン)−幅方向]か[W.L(ウォーターライン)−高さ方向]と、重なる点の座標値を線図及びオフセットテーブルから読み取り、下記のようにMS-Excelに入力していきます。座標点の間隔は、なるべく均等になるようにするため、W.L及びB.Lのオフセット値が互いに接近している場合は、いずれか正確な方の値を選択して入力するようにします。この場合、W.L及びB.Lのオフセット値は船型断面上に順番に並んでいる必要がありますので、オフセットテーブルから入力する場合、入力する順番にも注意する必要があります。

(例)X=ステーション、Y=半幅、Z=高さの値を表しています。

*ST=ステーション、A.E=アフトエンド、A.P=アフトポイント

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