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7.3.2 T継手の溶接
T継手の溶接には、連続すみ肉溶接と断続すみ肉溶接とがある。後者は疲労、局部座屈等の点で好ましくないので、重要な部材や振動のある部材では使用しない。
T継手の端末部は必ず回し溶接を行う。断続溶接の場合でも端末部は60mm(板厚が6mm未満のときは50mm)間は両側を溶接し、回し溶接を行う。
板の溶接線をクロスしてスチフナを溶接するとき、クロス部にスカロップを設けて突合せ継手の溶接を全通させる。スカッロッブ端は必ず回し溶接を完全に行う。不完全な回し溶接はクラックの原因となる。

 

 

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桁の深さが100未満の場合は、突合せ溶接完了後、スカロップを溶接で埋める。この場合はa<10、h<10とする。

 

 

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7.4 板と骨とのバランス

7.4.1 外板に取付ける桁板の厚さ
肋板や縦桁など外板に取付けるウェブの厚さは、外板の厚さtに対し2/3t〜(t+1)程度にするのが普通である。

 

 

 

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