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5.4.3 甲板構造
(1)上甲板ビーム
有効な甲板下縦桁のあるとき、甲板荷重P2を等分布荷重とし、両端固定の梁として計算し、安全率を耐力に対し1.5とする。
上甲板ビームの断面係数Zは、次の式で計算する。
Z=1250P2sl2/σy(cm3
P2:5.2.4による上甲板荷重(kgf/cm2
S:ビームの心距(m)
l:ビームのスパン(m)
表5.58に上甲板ビームの例を示す。
特設ビームはP2の等分布荷重を受け、両舷で支持される梁として計算し、安全率を耐力に対して1.5とする。
特設ビームを有効に支持する甲板下縦桁があるとき、特設ビームはその位置で支持されるものとする。
特設ビームの断面係数Zは次の式で計算する。
Z=1875P2sl2/σy(cm3
S:特設ビームの心距(m)
l:特設ビームのスパン(m)
表5.59に特設ビームの例を示す。
(2)甲板下縦桁
甲板下縦桁は特設ビームで固定、等分布荷重P2を受ける梁とし、安全率を耐力に対し1.5として設計する。
甲板下縦桁の断面係数Zは次の式で計算する。
Z:1875P2sl2/σy(cm3
S:甲板下縦桁の心距(m)
l:甲板下縦桁のスパン(m)
(特設梁相互又は特設梁と隔壁間の距離)
表5.60に甲板下縦桁の例を示す。
特設ビームを支持する甲板下縦桁は隔壁において固定、支柱位置において支持として計算する。
Z=1875P2sl2/σy(cm3
表5.61に特設ビームを支持する縦桁の例を示す。

 

表5.58 上甲板ビーム

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