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となる。
いま、船後におけるプロペラ効率とプロペラ単独の場合のプロペラ効率ηOの比を、プロペラ効率比とよび、ηRで表すと、

136-1.gif

上式は、推進係数を、
スラスト減少係数 t
伴流係数 w
プロペラ単独効率ηO
プロペラ船後効率 ηB
プロペラ効率化 ηR
で表現したものである。
ηRの値は、軸型やプロペラとかじとの関係等で変化するが、
1軸船では 平均1.00
2軸船では 平均0.98
程度と考えてよい。
また、(1−t)/(1−W)のことを、船体効率といい、ηHで表す。
ηBの値は、中小型船の場合、大略、
1軸で 1.0〜1.5程度
2軸で 0.98〜1.05程度
で、船型およびプロペラの相互関係によって大きく変化する。
(4)伝達効率
伝達馬力DHPと主機関出力との割合を伝達効率といい、これは、馬力が軸を伝わるときどの程度馬力の損失があるかを示すものである。伝達効率をηrで表わすと、その概略値は、次のとおりである。船体中央に装置された内機機関の場合
ηT=DHP/BHP=0.95

 

 

 

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