角度(舵軸トルクが0になる舵角)を5°以下に設定して運航上の安全を計るべきである。
2.4.1記載の(1)式にa/C(=Af/Aa)を代入して、第2−10表の値を求めた。
この表より小型船に適するバランス比(Af/Aa)の範囲は0.25〜0.28であることが判る。
第2−10表
(3)縦横比[h/C]
通常1.4〜1.6、風洞実験の結果から、縦横比の大きい舵ほど舵角の増加に対する揚力増加の割合は大きく、一方縦横比の大きいものほど、小さい舵角で失速を起こすと云われているが、多くの実用舵は、推進器後流中で作動するため、35°〜45°におよぶ大舵角でも失速を起こすことはないと考えてよい。実際には大縦横比の舵が有利で、大きい舵圧の割に舵トルクが小さい。
(4)厚幅比[t/C]
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