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第5・1図は、溶接記号の書き方の説明図である。溶接記号は次の5種のものから構成されている。

(1)説明線

基線と引出線、矢からできており、基線は、溶接の側を示すのに使われる。即ち、基線の下側は矢印で示した方を表現している。

(2)基本的溶接記号

突き合わせか隅肉かを指示するもので、突き合わせの場合は、その開先の形状を、隅肉の場合は、連続か、断続か、断続ならば、千鳥並列かをも示すものである。

(3)接手寸法

(2)で示した、溶接のための開先や、隅肉の脚長等、寸法的なものを、指示する。

(4)補助記号

溶接部の表面を、グラインダーをかけたり、ハツリ取ったり、又はどのステージでその溶接を行うのかを指示したりするのに使用する。

(5)尾

特に、何かを指示したいときに記号に約束を決めて、使用する。例えば、自動溶接による場合と手溶接による場合に記号をつけてわけたりする。

5.1.2 溶接記号の図示例

 

 

 

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