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○線焼法

隅肉溶接による「ヤセ馬」の矯正に最も効果がある。隅肉の背面を直線的に加熱・収縮させる。甲板面の凹凸の矯正にも使用する。

○線状加熱法

線状に加熱して、水で急冷する方法で、主に厚板の曲げ作業に使用する。加熱幅は狭い方がよく、中央から振分けて行う。(第5.51図)

(3)特殊な曲り

○骨材の曲り

薄板と細い骨材の構造では、溶接により反りを生じる。背焼きによらず、骨の凸部側を要所要所、深さの2/3まで焼き、詰めて平らにする。(第5・52図)

○自由端の波打ち

薄板では骨材の隅肉溶接により、骨材が収縮変形し、薄板の自由端に波打ち現象が現れる。凸面側から縦に線状に焼いて詰めて、平らにする。一般に耳を詰めるというo(第5,53図)

○シームの折れ

突合せ継手の水平シームの折れは、凸面側から、溶接ビートに直角に線状に焼いて、収縮させて矯正する。加熱と反対面より水冷すると効果がある。薄板ではピーニングも効果がある。折れの少ない場合には、ビードの両側を凸面側から焼く方法も効果的である。(第5.54図)

○バットの折れ

突合わせ継手のバットの折れは次の方法による。

(1)隅肉ビードの内側を外面より焼く。

(2)(1)で矯正できない場合

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