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これらの要具によりライナの4点を計測し、この記録にもとづいて調整ライナの機械加工を行う。

ライナ合わせは、光明丹を主機合板下面に塗り(要すれば主機台上面にも塗る)、ライナを挿入し、引抜き、当りを見ながら、グラインダーにて当りを修正しつつ合わせる。

当り率は80%を目標とする。

ライナ合わせが終ると、(必要に応じてライナ合わせの間にも)デフレクションを計測して異常がないか、チェックする。

?Fボルトの穴あけ

据付ボルトの穴は、普通ボルト(バカボルト)については、エンジン搭載前に孔あけする。リーマボルトの孔は、ライナ合わせを終えたあとに、下孔をあけ,リーマとおしをする。

?Gボルトの締付け

トルクレンチを用いて締付けするのが最もよいが、普通は、メガネスパナなどでたたき締めすることが多い。この場合は、締付けすぎないように、適正な大きさのハンマーでたたくことが必要である。

?H据付検査

据付検査は、船主,・艤装員・JG・船級協会などの立合いのもとに行われるのが普通である。

次のような検査があるが、一部省略されることもある。

1)ライナの当り検査

2)リーマの穴検査

3)クランクデフレクション

4)カップリングの心検査

5)据付ボルトの締付検査





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