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・スタンチューブ内径及び端面の削正代

・主機、軸系の各主要寸法位置を決定しマーキングする。

(3)ボーリング

(2)によって決められたスタンチューブの削正及び平行して行われる舵軸管の削正を行う。

(4)ブッシュの加工

ボーリング後、軸管(スタンチューブ)内面の寸法を計測し、これによってブッシュの押込代を決定し、ブッシュの外径仕上げ加工を行う。

(5)ブッシュの押込み

(6)ブロベラ軸の挿入及ぴプロペラの取付け

(7)ストッパ取付け等の進水前作業



1.1.2 軸心見透し

(1)特殊治具として、次のものを用意する。

(a)検尺(尺木)

・舵舳中心線(APライン)

・舳管尾面

・舳管首面

・中間舳首側カップリング面と中間軸受中心

・主機関基準(一般に最後部シリンダ中心点)

以上の計画寸法を記入した検尺である。

1.50m角位の伸縮の少ない木材(米松、ひのきなど)を使用する。

2.検尺の継ぎ目及び各寸法のマーキング法


315-1.gif


図1.1.2 のように、検尺の継ぎ目は4本位のボルトでガタのないように締付け、合マークは、それぞれの検尺にブリキ板を貼付ておき、罫書き針で入れる。

各主要寸法も同様に、青たけを塗ったブリキ板の上にマーキングをするが、これには、スチール製のなるべく新し





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