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排水量計算の後から加える部分と差し引く部分

 

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?@下方付加部(Lower appendage)〔計算表-1.2〕
ビルジ部以下の断面形は、シンプソン法則で計算すると誤差が大きくなるので、断面の面積は、プラニメータで求めてからシンプソン法則で計算する。(右図参照のこと)
?A外板(Shell appendage)〔計算表-6〕
鋼船では、フレームの外側までの線図が面かれるから、船体寸法表で計算した排水量には外板の厚さは加えてない。そこで外板の排水量を付加都として別に計算して加える。
排水量等曲線図をみると、
排水量(裸殼) Displacement(Naked)
排水量(外板を含む)Displacement(incl. shell)
として2本の曲線が記入されている。
?B船尾付加部(Stem appendage)〔計算表-2〕
船尾部のAPより後方の部分
?C船首付加部(Bow appendage)
船首部のF.P.より前方の部分、例えば、突出した球状船首部(Bulbous bow)などがある。
?Dボッシング(Bossing)
2軸船などの場合は、この外にシャフトブラケット(Shaft bracket)、プロペラ軸(Propeller shaft)などの船体より突出したもの。
?E舵板(Rudder)
流線形複板舵など。
?Fプロペラ(Propeller)
?G方形キール(Bar keel)およびビルジキール(Bilge keel)
?Hプロペラ孔(差し引く部分となる)
一般に付加部として言子算するのは、一軸船では、?@?A?Bおよび?C程度でよい。?E?F?Gは?Hと差引き0と考えてよい。

 

 

 

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