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通信教育造船科講座 船舶計算 学習指導書

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


 

海水で 1.025t/m3
である。参考までに主な液体の比重量を示すと次のとおりである。
重油 0.89〜0.98
軽油 0.82〜0.86
灯油 0.70〜0.85
ガソリン 0.60〜0.78
潤滑油 0.85〜0.93
ここで、浮力という概念は説明されたが、次に重量について調べて見よう。
重量とは、正確には、
その物体に働く重力の大きさで、即ち、「重量は、物体の質量に9.80665m/sec2の加速度を加える力である。」と定義されている。
しかし、我々が一般に船の設計で使われている重量とは、船の目方であって、余りむずかしく考えないでもよい。船がある喫水で浮かんでいるときの総重量のことである。船の重量は、船体重量、ぎ装重量、機関重量、電機重量の合計で、載貨重量がある場合は当然荷物、清水、燃料、食糧、乗組員の重量などが加算された合計重量となる。
船に荷物を積めばその荷物の目方だけ船は沈み浮力と重量とが釣合った状態の喫水となる。

1.4 シンプソン第1法則の説明

この法則は、曲面で囲まれている図形(曲線図形ともいう。)の面積を近似的に簡単で容易に、しかも精度よく求めることができる。
船舶の計算には広く用いられており、排水量計算はこの法則が使用されている。
図2のような、曲線図形ABCDがあり、曲線の部分CDを二次放物線の一部と見ると、この場合には、
x軸上のABは基線で
y軸方向の垂直線AD、BCは縦座標となる。

 

004-1.gif

図2 第1法則の基本図形

 

 

 

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