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第9章 工器具

9.1 溶接関係
(1)溶接機
(イ)一般に造船で使用されているものは、一人で一台使用する単式の交流アーク溶接機である。
(JISC9301)
(ロ)一次側の電源ば200V(玄たは220V)の一般の交流動力線からとる。二次側の無負荷電圧は、80〜90Vであり、使用中の負荷電圧は、25〜30Vである。
(ハ)感電防止のため、溶接機にば電撃防止器をを必ず備付けて使用しなければならない。
(ニ)仮止め及び溶接作業を始める前に、溶接機の外箱及び溶接する品物のアースを十分確実にしなければならない。
(2)仮付け作業
(イ)使用する溶接機は、定格二次電流300AのAw300型が、使用範囲が広くてよい。電流値は60〜300Aまで、任意に選択可能であり、溶接棒の棒件も2.4〜5mmφまで使用可能である。
○仮付け用のキャプタイヤーは、ケーブルの心線の太さ38mm2、ケーブルの外径15mmのものが一般に使用されている。

仮付けに適する溶接棒の種類

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