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第3章 工作図

工事量が多く複雑な場合に現場での作業用図面として工作図を作成することがある。
3.1 船体部品表(部材リスト)
(第3・1表参照)
船体工事に必要な部材をすべてリストアップした一覧表である。ブロック単位にまとめる。
必要を記入事項
(1)部材に適当な名称をつける。(例T40−1)
(2)部材の種類

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(3)部材寸法(板厚長さ、巾)
(4)部材教と配置(右玄、左玄の数量)
(5)曲げ型、罫書型の必要の有無
(6)仕分先例えばステージ別に番号で表わす。

014-2.gif

部材リストを作ることによって、
(1)ブロツク別に必要な部材を把握できる。
(2)切断した部材の有無をチェックできる。
(3)ブロック別に仕分して必要なステージに運搬できる。
部材リストは、設計図完了後現図型取り作業開始までに作成する必要がある。
3.2 板取図(カッティングブラン)
(1)CUTTING PLANの頭文字を取って一般にCPと呼ぶ。(第3・2図参照)
(2)CPは、一枚の大きな素材から部材をどのように切り出すかを図示したものである。
(3)部材リストから板厚別に分けて図示する。
(4)ブロック単位又は同じ時期に組立てる数ブロック単位にまとめて図示する。必要な記入事項
(1)番船使用する材料コード(番号)及び寸法
(2)部材名称、寸法、仕分先
(3)開先寸法(上面か下面か)、伸し寸法
(4)板曲げ等の有無

 

 

 

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