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7. 第7章 軸系装置及びプロペラ

 

1. プロペラ軸にプロペラを押し込むとき、あなたは次のどの処置をとるか( )内に○を付けなさい。

 

( )1. プロペラ軸とプロペラ摺り合わせ率をチェックし、65%あったのでそのまま押し込んだ。
( )2. プロペラ船首側のパッキン寸法及び取り付けが適当でないと海水が侵入し、プロペラ軸にクロスマークが発生することがあるので、細心の注意を払って組み付けた。
( )3. プロペラ軸のテーパー部はプロペラ押し込み前にゴミなどを清掃し、またプロペラ押し込み作業が容易に出来るよう、油を塗布し押し込んだ。
( )4. キーレスプロペラの場合、プロペラ押し込み計算書により決まるので、その時の温度に関係なく押し込み量を決めた。

 

2. 入渠時にプロペラを次のように状況確認をした。正しいものに○を付けなさい。

 

( )1. ハイスキュープロペラの場合、通常プロペラの場合と同様にプロペラ前進面側の翼根元部のみカラーチェック等の非破壊検査を行った。
( )2. プロペラ前進面側の翼根元部のカラーチェックなどの非破壊検査により、亀裂が検視されたので、検査官と協議することなく亀裂の深さを確認しながらスムースに加工修正した。
( )3. ハイスキュープロペラの場合、前進面側の翼根元部及び翼後縁側の0.6〜0.8R付近の最大応力が発生する部分は、カラーチェック等の非破壊検査を行って亀裂の有無を確認した。
( )4. プロペラキャビテーションによって、生ずるプロペラ翼面の粗度変化いわゆる翼面の肌荒れは、プロペラ効率に影響を与えないし、船速の低下もないのでそのままとした。

 

3. 船尾管軸受へのプロペラ軸の挿入について、正しいものに○をつけなさい。

 

( )1. プロペラ軸を船尾管軸受に挿入する際、リグナムバイタ交面材にグリースを塗布すると、冷却水を注水した時冷却水にグリースが混入してリグナムバイター支面材の軸受性能が低下する。

 

 

 

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