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6. 第6章 運転状態の診断とトラブルシューティング

 

1. 次のアイドリング回転中のハンチング原因について述べたものである。各項目の内、正しいもの2つに○を付けなさい。

 

( )1. ねじり振動の危険域があったので、それを避けるために機関回転数を500rpmより、下げすぎてしまった。
( )2. 料ポンプを整備したので、ついでに燃料弁の整備も行っておいた。
( )3. 料ポンプがユニット式であったので、排気ガス出口温度が定格負荷運転時に30℃以内にはいるように噴射量の微量調整を行った。
( )4. バナが不調であるのでガバナを修理した。
( )5. リンクに少しのこじれやまがりがあると思われたが、そのまま運転をした。

 

2. 速時に回転が追従しない原因として、次の各説明の原因を下の語群からひろいその番号を各文頭の( )内に記入しなさい。

 

( )1. カム山及びタペットの摩耗により、バルブタイミングが大巾に狂うと、出力が低下して増速時に回転が追従しなくなる。
( )2. フィードポンプ入口には、アイ形継手をユニオンボルトで連結されるが、この部分のユニオンボルト内に金網式漉器がもうけられている。これに長い間にはゴミが詰まる。
( )3. プロペラが十分に掃除が出来づ過負荷状態であったが、1時間以内であったので燃料噴射量の制限を設定値110%上げて運転をした。
( )4. 狭い機関室を閉めたままで、運転をしていたのでドアを開けたところ新鮮な空気を機関室内に入ってきた。
( )5. 燃料タンク油面とフィードポンプの落差が1m以上になると、フィードポンプの性能が極端に低下したり、自吸不能となり、燃料輸送ができなくなる。

 

?ガバナ故障 ?フィードポンプの故障 ?吸入空気量不足 ?オーバロード ?噴射タイミングの狂い ?燃料系に空気混入 ?リンクの作動不良 ?燃料油詰まり

 

 

 

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