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1. 第1章整備とその基本

1. 次の文章は整備に就いて述べたものである。各項目の内正しいもの2つに○を付けなさい。
( )1. 整備とは機関の各部を点検して不具合の発見と所要の補修、部品交換等を行い機関の性能を回復するためのもので、トラブルを防止するためのものではない。
( )2. 整備では、燃料、潤滑油、冷却水等の管理、フィルタ類の掃除、過給機の洗浄等、日頃からの計画的な点検を行い、不良箇所の早期発見に努めることも極めて重要である。
( )3. 保守点検は、局部的な不調の兆候を見つけ、速やかに点検・整備して不具合箇所の拡大を未然に防止することが重要な目的の一つである。
( )4. 機関を常に良好な状態に保って安全運転を続けるためには、機関廻りを何時も点検をしていることが基本である。
( )5. 保守点検とそのインターバルは、それぞれの使用環境により異なるため一律に決めるのは難しいため、機関の取扱説明書に示されているメーカの標準的な基準によって行わなくてもよい。

 

2. 次の文章は、高速機関の整備項目と整備インターバルについて述べたものである。
各項目の内正しいもの2つに○を付けなさい。
( )1. 1ヶ月ごとの点検と保守整備では、潤滑油こし器エレメントの交換及び掃除を行えば、潤滑油の汚れ、劣化、アルカリ価などの点検は必要でない。
( )2. 6ヶ月ごとの点検と保守整備では、燃料弁の調圧と噴霧点検を行うが、吸排気弁の解放点検は必要でない。
( )3. 1ヶ年ごとの点検と保守整備では、シリンダヘッドの燃焼室のカーボン落としと清掃はするがピストンを抜き出して清掃点検は必要ではない。
( )4. 排気タービン過給機で、ころがり軸受け(ボールベアリング)方式のものは、軸受けの耐用時間から整備時期を決めるのが適当である。
( )5. 主軸受メタルは、メーカの指定する耐用時間がメインテナンスインターバルの下限となる。

 

 

 

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