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7・6表シールリング内径とライナ修正加工代

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3. プロペラ

3.1プロペラの補修

プロペラが海難等により損傷した時、プロペラの補修として、溶接を行うことがあるが、一般に欠陥またはき裂等が発見された場合には、当該部をなめらかにはつり取るだけとし、できれば溶接をしない方がよい。はつり取ったままの状態よりも、溶接補修を行った方が、強度的あるいは技術的に信頼性が高いと判断された場合、あるいは欠損の場合に限り溶接を施工するのがよい。プロペラの補修を行う際、個々の具体的ケースについて、関係者と十分に協議を行う必要がある。日本海事協会発行の舶用プロペラ補修方針、および2級のテキストのプロペラ整備修繕基準を参照のこと。

1)プロペラの材料

プロペラに使用される材料には、マンガン黄銅(HBsC1)およびアルミニウム青銅(ALBC3)があるが、材料の違いにより、プロペラの溶接補修、曲り直しなどの作業条件が異なる。

 

 

 

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