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分解時はストッパーになる治具を取付けテーパー部に内圧をかけて離脱を計る。組立時はテーパー部に内圧をかけておいて油圧ピストンにより押圧をかけ押込んでいく。その他詳細はメーカーのマニュアルを参照して下さい。
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2)弾性接手

?高弾性ゴム継手の劣化
ゴム継手はゴムのせん断力によりトルクを伝達しており、またねじり振動を吸収しているためそのエネルギーにより劣化する。
ゴムの表面には耐油ペイント塗装を行ってあるが、環境条件によっては空気中のオゾンの侵攻でゴム表面に細い無数のクラックが入る。これはオゾンクラックと呼ばれているが、ペイントの脱落がなければまず発生しない。発生しても徐々に進行するので定期的に点検し早目に交換する。深さが1〜2mm以上になれば破断強度、ばね定数の低下があるので交換すべきである。

 

 

 

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