日本財団 図書館


 

2. モーターグライダーの利用法

センターリングの練習
モーターグライダーを利用した練習のなかには、センターリングの練習がある。この際、できればモーターグライダーの昇降計をトータルエナージー式にすべきである。これによって、本物のサーマルの実際の大きさを正確に知ることができる。複座グライダーでも指導できると思われるが、実際にやってみると、そう簡単にはいかない。練習に向くようなサーマルは、なかなか見当たらない。これに比べ、モーターグライダーならば、飛行場へ帰ることを考えないで、ゆっくりと練習できる。また、上昇風が弱くて練習にならないようなときでも、モーターグライダーのパワーを少し追加してやれば、充分に練習の対象になる。
練習の手順としては、上昇風の強弱にかかわらず、まずモーターグライダーを水平飛行の状態にする。それには、モーターグライダーの速度計を最小沈下速度にし、昇降計が0を指す程度にエンジンのパワーを上げる。その回転数はよく使われるので、覚えておく。この状態で、上昇風のありそうな高度で、ありそうな地域の上空を飛行する。
サーマルにぶつかると、からだにも感じるが、昇降計の目盛でもわかる。指針が瞬間的に動いただけでは、練習になるような大きさではない。少なくとも、9〜10秒間続かなければならない。
しかし、グライダーがサーマルのはしをかすめた場合には、瞬間的に指針が動くと同時に機体が横にバンクするので、よくわかる。したがって、バンクと通過時間に対して、練習生がどの程度にわかるかという練習をしながら、適当な大きさのサーマルを探す。それらは、町の上、広場の上空、山の斜面や

198-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION