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飛行中の会話は、とぎれとぎれになるので、つい内容も充分にっかめないで同じようなミスを重ねやすいが、練習前に打ち合わせておけば、練習中にその指導者が常時使っていることばもわかり、とぎれとぎれの言葉もその内容をつかむことができる。
座席の坐り心地なども、背当てや座布団を用意するように心掛ける。

 

練習日と練習日の間には
練習日は、毎日練習することが理想的であるが、一般的に1か月に1〜2日程度である。練習日間隔がそれ以上あいてしまった人の場合にしても、1−6図のようになる。
しかし、当人の努力次第では、練習日の間隔が開いても差を少なくすることができる。
グライダーに乗っているときだけが、練習ではない。練習をしたあと、そのときの記憶がまだはっきりしている間に、繰り返し繰り返しそれを思い出す。場合によっては、手足まで動かしながら、練習を繰り返す。飛行時間が実際には10〜20分間程度でも、思出練習は2〜3時間以上繰り返し練習したことになる。このような練習は、寝る前とか、起床前とか、何も考えないでいるような時に、繰り返し練習をすることが効果的である。これをイメーシトレーニングという。

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進度が一度止まったように見えたとき
これは、いわゆるスランプといわれるもので、進度過程でしばしばあらわれる。人によって、その時期も長さも回数もまちまちである。
1−7図に見られる平らな階段上の時期は、考えて操作している段階から、反射運動に移っていく時期である。1−7図の上昇してい

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