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4. 調査の成果

4.1 第2回OSPAR管理委員会
4.1.1 資機材の運用・管理状況
OSPAR管理委員会における各国報告によれば、OSPAR計画による資機材等の整備により、各国とも油防除能力が向上し、また流出油対応組織も構築されている。
各国とも資機材の運用・管理に真剣に取り組んでいるようである。
しかしながら、国内の予算措置等自助努力による、資機材の保管、補強、輸送手段等の整備の実施又は計画中の国がある一方、自助努力による補強、整備等が困難な国もあり、OSPAR関係6ヶ国の対応にはかなりの差があるのが現状である。
情報ネットワークシステムについては、主局(Focal Point)のインドネシアにおいて、専用回線でなく多目的回線を使用しているので、OSPARネットワークとしての利用に支障があるため、インドネシアは専用回線の施設に努力中である。
各国の情報ネットワークシステムを含む資機材等の運用・管理状況の実態把握には、継続的な現地調査が必要と考えられる。

 

4.1.2 ベトナムのOSPAR管理委員会への参加
ベトナムのアセアン参加を受けて、次回からベトナムをOSPAR管理委員会に招待することになった。

 

4.1.3 OSRAPワークショップの開催
次回からOSPAR管理委員会会合と同時期に、アセアンOSRAPのワークショップを開催することになった。

 

4.1.4 日本から、資機材の運用・管理能力向上のため、各国の努力を促すとともに、必要に応じ日本も協力を考慮する旨の報告があった。

 

 

 

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