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4.コンテナの河川輸送の実現可能性について

1)河川輸送の方式
コンテナの河川輸送についても、海上輪送と同じ方式が考えられるが、淀川の特性(水深が小さい、橋が多い、航路幅が狭い、河川港の敷地に余裕が少ないなど)から見て、フェリー方式は導入しにくいと考えられる。また、内航コンテナ船についても河川用の喫水の小さい小型船の導入が必要であろう。このような河川専用船とも言うべき船型は現在のところは存在しないため新造、購入が必要である。はしけについてもコンテナ輸送に適合するタイプが少ないため、輸送効率を高めるためにはコンテナ輸送を行いやすいタイプの新造、購入が必要であろう。

表6−8 淀川(河口〜枚方市付近)における輸送方式

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使用する船舶としては、喫水が3m程度の自航船またははしけが適していると考えられる。荒川の事例では、全長50m以下、幅8m、喫水3mで、コンテナ積載量12本の自航船が想定されている(図6−10)。

 

 

 

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